令和5年6月30日に開催された全員協議会では、音羽小田線道路整備事業と公共施設適正配置計画の改正案が主な議題に挙げられた。
最初の議題に関して、建設部長の村瀬正一氏が進捗状況について説明を行った。議員の林美行氏は、JR立体交差部分の工事が想定より幅広くなる可能性に懸念を表明した。道路河川課長の岡田英隆氏は、用地買収の面積は増えないとの見解を示しつつ、支障物件の協議についても言及した。更に、林議員は地権者への説明や円滑な進行への慎重さを求め、岡田課長は誠意をもって進める考えを強調した。
続いて、議題二の公共施設適正配置計画の改正案について、企画部長の桜井康久氏がその意図を説明した。林美行議員は、計画が総合計画に組み込まれることで、これまでの議論が無視される懸念を示した。これに対し、佐藤秀樹次長は、必要に応じて市民の意見を反映しつつ、計画が実施されることを強調した。
林議員は、市民の視点を重視した公共施設の配置が重要と訴え、特に減築計画の必要性について議論が展開された。他の議員たちも公共施設やコミュニティ政策の今後について意見を交わし、サービスの向上を目指すべきとの意見が相次いだ。
この会議では、道路整備計画の進捗や公共施設の適正配置について、関係者の意見が活発に交わされ、地域の未来に向けた方針が模索された。全員協議会は午後0時04分に閉会となり、今後の進展に注目が集まる。