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中津川市議会、医療改革と条例改正を可決

中津川市議会が31件の議案を可決、医療改革や森林環境譲与税基金設置などが話題に。
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令和2年第1回中津川市議会定例会が行われ、31件の議案が提出された。この中で特に注目すべき内容は、病院・医療等対策特別委員会の中間報告や、さまざまな条例改正についてである。

日程第2では、病院・医療等対策特別委員会の委員長・森益基氏が中間報告を行った。報告は、経常収支の黒字化を目指す新公立病院改革プランに基づいて作成されたもので、特に旧坂下病院の資金不足が大きな課題として指摘されている。特に、旧坂下病院の医療機能の見直しが必要との声が上がっており、「設備の維持に約5億2,600万円が必要」とし、現行の経営改善策が困難であるとしながらも「一定の成果も得ている」と強調した。

その後の議案審議では、中津川市老人福祉施設等の設置に関する条例のほか、家庭的保育事業に関する基準の一部改正、その後の条文整備においても、全会一致で可決された。条例改正は、地域福祉や子育て支援の観点からも重要なものであり、多くの議員からも支持された。

特に注目されたのは、議第16号の中津川市積立基金条例の一部改正であり、森林環境譲与税基金の設置へと繋がる改正は、持続可能な森林整備へと貢献する意義があり、市民への影響も少ないことから全会一致で可決された。また、議第17号から21号の工場立地法に基づく準則の制定についても、企業支援の姿勢が評価され賛成多数で可決された。

一方で、日程第24の議題には、令和2年度中津川市一般会計予算が含まれている。この予算案は384億3,200万円に達し、その中でも健康保険関連の予算が特に重要視されている。特に議員からは、「国保料が高過ぎる」との声が上がり、保険料引き下げの検討が求められた。

会議を通じて、さまざまな議案に対する質疑が交わされ、しっかりとした市民サービスの確保や財政健全性の維持など、重要なテーマについて審議が進められた。

議会は、地域住民の意見を反映しつつ、公立病院の機能維持や市民生活の質向上に向けた施策をより一層推進していく姿勢を確認し、多岐にわたる議案が全て原案通りに可決されたことは、市の今後の発展に寄与するであろう。

議会開催日
議会名令和2年第1回中津川市議会定例会
議事録
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