令和6年第3回中津川市議会では、さまざまな市民からの重要な質問が提起された。質問の中には、市職員の「仕事と子育ての両立支援プラン」が含まれた。小池菜摘市議は、男性職員の育児休業取得率の向上に期待を寄せた。
続いて、松崎誠市議が人口減少と労働者確保に言及した。近年、企業が求める人材の確保が難しい中、地元での就職意識の低下が影響しているとのことである。また、医療に関する質問では、木下律子市議が中津川市の医療機能について精査し、特に坂下診療所の民営化についての考え方が問われた。市長は、地域の医療体制の維持と強化を目指すべきだと述べた。
その後、鷹見信義市議が防災無線の聞こえづらい地域への対策や熱中症対策についての質問を行った。市側は、クーリングシェルターの設置や警戒情報の発信など多角的な対策を進めていることを報告した。
最後に、訪問理容美容の出張散髪に関する助成についても話題にあがった。市民福祉部長は、他市での助成事例を踏まえて制度導入を検討していると明言した。これらの議論を通じて、市議会は市民の生活向上に向けた施策の推進を強調した。
中津川市では、民営化の道が模索される坂下診療所について、医療法人純正会との基本合意を結び、今後の医療サービスに期待が寄せられる。市民のニーズを真摯に受け止め、地域医療を支える確固たる体制の構築が求められる中で、市の姿勢が試される時期にある。