令和4年第1回中津川市議会定例会が開催され、様々な議案や市政一般に関する質問が行われた。この中で特に注目されたのは、ロシアによるウクライナへの侵略を非難する決議についてである。この決議は、国際社会における正義と平和を求める強いメッセージとして位置づけられている。
議長の岡崎隆彦氏は、冒頭にて会議の趣旨を説明し、提出された議案は市長提出2件、議員提出1件であるとのこと。また、質疑応答は、田口文数議員、柘植貴敏議員、木下律子議員などが行った。
田口文数議員は、幼稚園・保育園におけるICTシステム導入や、プラスチックごみ削減について質問を行った。まず、ICTシステム導入について、地域での保育・教育環境を整えるための必要性を述べ、具体的な進捗について評価された。合わせて、環境問題についても指摘し、地元の取り組みを強化する重要性を訴えた。
一方、木下律子議員は、子どもの医療費無料化の拡大や、リニア中央新幹線に関わる安全対策について質問し、市民の安全と安心を追求する姿勢を強調した。特にリニア進捗に向けた安全対策の重要性が強調され、適切な計画の策定に関する意見が交わされた。なお、新型コロナウイルスによる影響もあり、今後の対応には慎重さが求められると議論された。
さらに、農業に関する質問では、地域農業ビジョンの策定において市民の意見を反映させるための取り組みの必要性が指摘された。この際、農業分野での新たな人材確保の重要性も語られ、他の地域との連携強化に向けた具体策が求められた。
今回の定例会では、地域課題への具体的かつ実行可能な解決策の提示が求められ、議員たちの発言を通じて市民目線での議論が活発に行われることが期待されている。