令和3年第3回中津川市議会定例会は、6月3日、午前10時に開議された。
会議はまず、議長の岡崎隆彦氏による挨拶から開始され、続けて表彰状の伝達が行われた。議員在職10年の功績を称える表彰が、勝 彰氏、吉村浩平氏、牛田敬一氏、岡崎隆彦氏に手渡され、会場は拍手に包まれた。
本日の議題は多岐に渡り、繰越明許費繰越計算書の報告、及び各種条例の改正が中心であった。特に、介護保険及び国民健康保険に関する条例の改正が、この会期中の重要なテーマとして浮上している。市長の青山節児氏は「新型コロナウイルス感染症の影響により、保険料の減免が必要である」と強調した。
加えて、駐車場条例の改正についても説明があり、中津川駅前の市営駐車場の無料時間が「120分」から「60分」に短縮されることが明らかにされた。
さらに、災害に強いまちづくりのための条例の一部改正も提案され、災害対策基本法に併せて、避難情報に関する名称変更が行われる。これにより、市民への情報提供が一層円滑になることが期待されている。
補正予算案についても説明があり、一般会計は約3億5,929万円、国民健康保険事業会計は約100万円が計上され、主に新型コロナウイルス対策に向けた経費が多くを占めることが示された。特に、消毒液の購入や修学旅行中止への補助金などが提案されている。
市としては、引き続き新型コロナウイルス対策を最優先する方針が確認され、特に地元経済への支援策が検討されている様子が伺えた。議会は、すべての議案を所管の常任委員会へ付託し、さまざまな意見交換が期待されている。