中津川市議会の第4回定例会が令和4年9月8日に開催された。
会議では、新型コロナウイルス感染対策や地域の安心安全に関する重要な議題が討議された。特に、鷹見信義議員は新型コロナウイルスの最近の感染状況について言及し、中津川市での感染者状況を報告した。9月の感染者数は80人に達し、全国的な感染拡大の影響を受け、医療体制の待機中の深刻な状況が続いている。市民福祉部長の早川筒司氏は、8月23日における岐阜県及び中津川市の感染者数がそれぞれ258.55人、177.61人であることを説明した。
また、鷹見議員は、高齢者福祉施設での新型コロナウイルス対策の重要性を強調し、感染拡大を防ぐための適切な支援策が必要であると訴えた。市民福祉部長は、感染拡大の初期段階で行った支援金とPCR検査キットの配布について言及した。
糸魚川伸一議員は、コロナ禍における糖尿病患者の受診状況について取り上げた。感染対策が続く中、特定健診の受診率が減少していることを懸念し、受診率向上につながる取組について話した。特に、ウェブ予約の導入や未受診者への通知強化が効果的との意見が出た。
さらに、市役所力向上への議論も行われ、吉村孝志議員は接遇向上のための研修を推進する必要性を示し、行政改革の進捗状況について質問した。市長公室の小椋匡敏氏は、職員の研修を通じて市民に寄り添ったサービスの提供を目指す方針を述べた。
加えて、ため池の防災についての討議では、黒田ところ議員が地域におけるため池の多さに言及し、管理状況や耐震性について質問を行った。農林部長の丹羽史久氏は、ため池の管理状態をチェックするためのアプリケーションの導入状況を説明し、利用促進の課題を挙げた。
これにより、今後の防災対策や地域住民の安全、さらには新型コロナウイルス感染症の影響を受けた健康管理への配慮が求められていることが浮き彫りとなった。最終的に、議会は、地域の防災意識を高め、住民が安心して生活できる社会の実現に向けた対策を講じる必要性を再確認した。