令和4年第3回定例会が開会され、幾つかの重要議題が報告された。
特に新型コロナウイルス対策としての補正予算が話題となった。市長の青山節児氏は、一般会計の補正予算として、約4億4,661万円を確保し、具体的な事業内容を説明した。
市長は、新型コロナウイルス対策に伴う消防職員向けの医療品購入や保育所施設の改修など、地域の安全と福祉を強化する施策が含まれていると述べた。
また、国・県の助成金を活用して、教育施設や防災組織の充実を図る経費も盛り込まれている。特に、消防団の退職報償金支給や地域防災の充実に4786万円の支出が含まれており、防災への取り組みが強調された。
市議会では、幾つかの条例改正も審議された。中津川市交通安全事業基金条例の廃止や中津川市介護保険条例の一部改正などが提案され、新型コロナウイルスに起因する介護保険料の減免措置が迅速に実施されることが期待されている。
また、日程には市道路線の認定や変更も含まれており、これらの施策が地域のインフラ整備に寄与することが期待される。特に、民間の開発事業と連携した道路付け替え工事が進行中であり、建設部長の早川泰典氏は、これに関する質問に対し理解を求めた。
最後に、請願第5号が審議され、「中津川市の文化財資料収蔵・展示・公開の活動拠点施設設置を求める請願」が文教民生委員会に付託された。これにより市民の文化資源に対する意識が高まることが期待されるとともに、議員の関心も向けられた。