令和5年第4回中津川市議会定例会が行われ、市民生活に直結した重要な問題が多く取り上げられた。
特に、新福岡小学校の遅延問題は、市民に衝撃を与えた。昨年9月に発注された工事の遅れが判明し、市長は業者への対応を明言した。教育長は県教育委員会へ報告し、支援を求めたが、具体状態を明らかにする検証委員会の発足が求められている。検証委員会についても、結果に基づいて業者と協議の予定があるとのことで、市民からの信頼回復が求められる。
次に、新斎場建設問題が取り上げられた。複数の候補地が選定されるも、地元からの同意が得られず、断念せざるを得なかった経緯が明らかになった。新斎場建設の必要性に対する市民の認識が高まっており、視察会の参加者からは新しい施設への理解が得られつつあると報告された。
また、地元農業振興についても議論が行われ、坂本地区におけるゾーニングの検討が必要との意見が示された。特に、農業従事者の高齢化が進んでおり、今後の計画に対する期待も大きい。一方、気象警報区域の細分化に関する市民の要望も根強く、今後の取り組みが期待される。
さらに、国民健康保険の問題も議論され、特に保険料の高騰に対する市民の不安が表明された。市長及び担当部長は、国への財政支援の要望を続けるとしたが、実際の保険料引き下げについては検討されていないとのことで、この点についてはさらなる具体的な対策が求められる。