中津川市議会の令和3年第3回定例会は、2021年6月15日に開催された。
本会議では、リニアを活用したまちづくり、消防団員の処遇改善、新型コロナウイルス感染症対策を含む市政一般の質問が行われた。特にリニアに関する発言は多く、島崎保人氏は「中津川市に岐阜県駅が設置される計画が進んでいる。これを地域活性化のチャンスと捉え、リニアを活用したまちづくりを進めべき」と強調した。
消防団員に関しては、木下律子氏が「消防団員は地域の防災活動を担っているが、近年の大災害の影響でその負担が増加している」との懸念を表明。消防長の河合丈夫氏は、最終的には「年額報酬から出動手当の引き上げを目指す」と述べた。また、新型コロナ対策の一環として、糸魚川伸一氏は「コロナ禍における支援策が求められている」と指摘し、支援の調整強化を求めた。
さらに図書館については、利用据え置きの観点から、障がいをお持ちの方の読書環境整備を図る意義が強調された。具体的には「音訳図書などの拡充を通じ、全ての人が読書を楽しむための環境を提供することが重要」との意見が多かった。
このように、今後の中津川市の発展を見据えた議論が交わされ、市民に寄り添った政策が求められる場面が多く見られた。議会の意見は、市民に必要とされる時代の変化に応じたもので、引き続き積極的な活動が期待されている。