令和4年6月30日、第3回中津川市議会定例会が開催され、重要な議題が矢継ぎ早に審議されました。
まず、会議録署名議員の指名が行われました。続いて、病院・医療等対策特別委員会の吉村孝志委員長が民営化に向けた坂下診療所および老人保健施設の中間報告を行い、2法人が興味を示していることが明らかにされました。入院診療や入居介護の空きスペースの利活用も期待されています。
次に、中津川市交通安全事業基金条例の廃止が全会一致で可決しました。長谷川透総務企画委員長によると、基金の収支バランスが悪化し、令和3年度をもって積立金が無くなったためです。今後のカーブミラー設置は一般財源を使用することになります。
続いて、中津川市介護保険条例および国民健康保険条例の一部改正がそれぞれ宮嶋寿明文教民生委員長から発表され、全会一致で可決されました。これにより、新型コロナウイルス感染症に伴う介護保険料や国民健康保険料の減免措置が迅速に実施されることが期待されています。
財産の取得についても全会一致で原案通り可決されました。この件に関しては、高規格救急車の更新とその契約金額が報告されました。
道路関連では、日程第7および第8の市道路線認定については、糸魚川伸一委員長の報告の元、全会一致で可決されました。国土交通省から譲与された道路が市道に認定され、一貫した管理が行われることになります。
一方、令和4年度中津川市一般会計補正予算(第2号)に関しては水野賢一委員長から報告され、4億4,661万円の増額が承認されました。また、第3号補正予算についても同様に全会一致で承認され、7億9,735万円の増額が決定されました。これは物価高騰対策を含むもので、市民生活への影響が大きいとされています。
全体を通じて、安定した市政運営が求められる中で住民要望が高まりつつあることが強調されました。議会は、今後も地域の声を大切にしながら慎重に審議を重ね、市民サービスの向上に努めていきます。