令和4年第5回中津川市議会定例会は、12月23日に開催された。
会議では多くの議案が審議され、特にリニア中央新幹線対策特別委員会や議会改革特別委員会の中間報告が注目された。リニア中央新幹線対策特別委員会の勝彰委員長が、中間報告を行い、1月30日に実施される行政視察の日程などが説明されました。一方、議会改革特別委員会の三浦委員長は、オンラインでの委員会開催を可能にするための委員会条例改正を報告しました。
続いて、議第75号の改正案が審議され、選挙における自動車使用およびポスター作成の公費負担に関する規定を改正。総務企画委員長の長谷川透氏は、全会一致での可決を報告。これにより、選挙運動の環境改善や候補者間の機会均等が図られることが期待される。
また、個人情報保護に関する議案も重要な議題として挙がり、議第76号で新たな条例を制定することが決まりました。この条例は、デジタル社会の進展に伴い、改正個人情報保護法に基づくものであると説明されました。これに対して、木下律子議員が反対討論を行い、従来の個人情報保護条例の存続を主張しました。議会の個人情報保護のために、関連する条例の制定については議論が続く見通しです。
さらに、職員の定年や給与に関する議案も審議され、全会一致での原案可決が相次ぎました。特に、職員の定年年齢の引き上げについては、現行60歳から段階的に65歳へと引き上げられる方針が確認されました。
工事請負契約に関しても数件の議案が取り上げられ、特に物価変動に伴う請負金額の変更が重要な課題とされました。全体として、議会は市民生活や市の未来に直結する重要な決定を行っていることを強調し、財政状況や市民の声に基づいた適切な政策形成を求める意見も多く聞かれました。
議会は、透明性の向上や市民参加の促進を掲げ、今後の議会運営にも積極的な姿勢を示しています。これからの課題として、市民に寄り添った施策や改正法に基づく新たな取り組みへの期待が寄せられています。