令和2年第4回中津川市議会定例会が開催された。本会議では新型コロナウイルス感染症防止や教育環境の整備に関する質問が数多く寄せられた。特に学童保育所や新しい学習スタイルの導入について意見が交わされる中、議員たちは具体的な施策やその効果について質問を行った。
中でも、鷹見信義議員は新型コロナウイルスによる教育現場の影響を指摘し、学校再開後の少人数学級の重要性を訴えた。この発言に対し、教育長の岩久義和氏は、文部科学省からのメッセージを基にして、いじめや偏見の防止に取り組む姿勢を強調した。また、ゲーム依存症についても長谷川透議員からの質問があり、特に小・中学生のゲーム利用状況に懸念が示された。
更に、三浦八郎議員は中津川市のギガスクール構想の進展について質問し、教育委員会からは情報端末の導入について令和2年度内に完了する計画であると説明があった。教育委員会は同時に、教員を支援する体制の強化や、各種研修を通じた指導力向上も図る考えを示した。
黒田ところ議員は、学童保育所の現状と新型コロナウイルスの影響を議題に挙げ、多くの保護者が学童の利用に苦慮している実態を報告した。市民福祉部長の坪井透氏は、登録者数について明らかにし、国からの支援策を活用することを約束した。最後に、災害時の情報伝達手段についても議論され、戸別受信機の利用促進が求められた。