令和4年第1回中津川市議会定例会が行われ、様々な市政問題について議論が持たれた。特に、障がい者の社会参加や高齢者向けの支援策、コロナ禍における医療体制などが重要なテーマとして取り上げられた。
障がい者に関しては、糸魚川伸一市議が、地域社会での参加を促進するための施策を求めた。特に、福祉教育を通じた障がい理解の促進が重要だと指摘した。教育長・岩久義和氏は、市内の小・中学校で福祉教育が推進されており、各学年に応じた活動を行っていると回答した。
高齢者等のごみ出し支援についても議論された。環境水道部長・高橋淳一氏は、特にコロナ禍の影響でごみの処理量が増加していると述べ、暮らしのガイドブックに高齢者向けサービスを明記することが必要だと指摘した。
さらに、坂本文教地区の整備問題も浮上した。今後の教育施設の老朽化に対する取り組みが重要視され、黒田ところ市議が、坂本小学校の教室数や安全対策の必要性を強調した。教育委員会事務局長・三宅竹志氏は、現在の生徒数に合わせた教室の整備が必要であると認識しているとコメントした。
また、市民交流プラザおよび図書館についても説明があった。この新しい施設は、地域の市民活動や文化活動の拠点としての役割を果たすことが期待されている。完成時期や図書館長の選任方法についても議論が交わされ、プラザの運営は市民との密な連携が重要であるとの意見が出た。
全体を通じて、議員たちは市民の健康と安全を守るために、迅速かつ適切な政策が求められているとの認識を新たにした。市の各部門はその準備を進めている。