令和元年第3回志免町議会定例会は、6月19日午前10時に開会され、数多くの議題が議論されました。
まず、議会運営委員長の報告では、一般質問の範囲が町の行財政全般であることが確認されました。議会運営委員長、末藤省三氏は「国が定める法律であっても、住民の生活に直接影響がある場合は質問が可能になると述べました。」この発言に対して、古庄信一郎議員は「国の事務に関しては問いただすことはできない」との見解を示し、議論が展開されました。
次に、総務文教常任委員長の審査報告では、第32号議案が全員賛成で可決されたことが強調されました。この議案では軽自動車税の特例などが大幅に見直され、環境性能割の導入も併せて行われることになりました。
厚生建設常任委員長の報告において、第33号議案の承認が求められました。国民健康保険税の税率等が改正され、医療費の負担均等化が図られる見込みです。具体的には、「課税限度額の引き上げが行われ、所得に応じた軽減措置も拡充されました。」と報告されました。
さらに、議案の審査に続いて討論が行われましたが、意見書案については消費税の引き上げに関する議論が分かれ、一部の議員から反対意見が出ました。小森弘美議員は「消費税の税率引き上げには一定の理解が必要」と述べました。この意見書案は最終的に否決されました。
会議の最後に、福岡県糟屋郡の志免町における副町長の選任や固定資産評価委員の推薦に関する案件が審議され、これらも全員賛成で決定されました。特に副町長の選任について、世利町長は「全力で町政を支えていく所存」と述べ、改めて町の発展に向けた決意を表明しました。
このように、議会では多くの重要な議題が取り上げられ、今後の町の方針が定まっていくことが期待されています。