令和6年3月22日、福津市において令和6年第2回定例会が開催され、様々な議案が審議された。
教育委員会委員の任命に関する同意案は賛成多数で可決された。議長の髙山賢二氏は、「この任命により、教育のさらなる充実を期待する」と述べた。
次に、令和5年度及び令和6年度の一般会計補正予算が提出され、両案とも賛成多数で可決される。この補正予算は、さらなる地域振興と生活支援を図る重要な内容だ。予算審査特別委員会の委員長である中村清隆氏は「これらの予算は地域の基盤整備に寄与する」と強調した。
具体的な議案の中でも、福津市営住宅管理条例や職員の給与に関する条例の改正が挙げられ、これらは迅速な施行が求められる案件である。福津市健康福祉総合センターの外壁・防水改修工事契約についても報告があり、議会としても支援を続ける姿勢が確認されている。
特に議案第31号、新設小学校造成工事の契約締結については賛否が分かれ、多くの議員から安全性や地域住民への説明不十分との懸念が寄せられた。岩下豊議員は「周辺住民の不安を解消するプロセスが重要」と発言し、多くの賛同を得た。一方、賛成する議員も「地域教育の充実が必要」と主張し、賛成多数で契約が可決された。
さらには、金権腐敗政治を一掃することを求める意見書が提案され、議論が行われたが、賛成少数で否決となった。政治資金の透明性が国民の信頼を守るうえで重要との意見には多数の賛同があった。
最後に、議会は閉会中の所管事務調査を行うことを決定し、次回定例会の日程も案内された。議会は市民の声に耳を傾けつつ、より良い街づくりを目指して進んでいく姿勢を示した。