令和6年第4回福津市議会6月定例会が6月3日、議場で開催された。
会期は6月3日から6月19日までの17日間に決定した。議事の中で、議長の髙山賢二氏は出席議員への指名を行い、次いで原崎智仁市長が開会の挨拶を行った。
市長は、梅雨時期に関連する河川の氾濫などに対する迅速な対応を約束した。具体的な提案として、令和6年度の福津市一般会計補正予算に関する議案を提出し、その内容には公共施設の解体や児童手当制度の見直しも含まれていると述べた。市長は、予算の繰越計算書に関する報告も行い、特定財源についての詳細を説明した。
また、補正予算および国民健康保険事業特別会計補正予算が一括して上程され、全議員による予算審査特別委員会が設置された。
教育委員会に関連する透明性のない行政運営についても議論があった。特に、教育行政における議事録の不存在が指摘され、今後の対応策が求められた。岩下豊議員からは、学童保育に関する保育料改定が提案されたことに対し、指定管理者の運営費が逼迫しているのかとの質問があり、十分な回答が得られなかった。
議事は、福津市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例改正についても続けられ、これにより地域の良好な居住環境の維持が図られることが期待されている。このように、各議案に関して慎重な審議が進められ、福津市の未来に向けた施策が確認された。
今後の議会において、特に教育や地域社会の透明性を高める施策とともに、予算の適正配置や職員の人材育成に関する確認も進められる見込みである。議会は、今後の市の発展に貢献するための重要な役割を担っている。