令和6年6月定例議会が6月10日に開催された。
那珂川市議会では、議案第48号から第53号までの質疑が行われ、重要なテーマが話し合われた。
議案第48号は「家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正」を内容としている。議員の田中 夏代子氏は、この条例に基づく家庭的保育事業所の現状について質問した。現状に関して、大倉野 聡健康福祉部長は、市内の事業所は2か所に限られていると説明した。
また、田中議員は附則で定められている経過措置の必要性についても疑問を呈した。これに対し、大倉野健康福祉部長は、現行の小規模保育事業では満3歳以上の児童に対する保育士の数の影響を受けないため、経過措置を適用する必要はないとの見解を示した。これにより、家庭的保育の運営を安定させる方針が確認された。
さらに、議案第49号から報告第3号までについても質疑が行われたが、特に異議や質問は上がらなかった。議長の高原 隆則氏は、質疑を終え、議案および請願の委員会付託を提案した。
議案の付託先は、経済福祉常任委員会や予算常任委員会、総務文教常任委員会に分けられ、それぞれの議案に応じた適切な審査が行われることが決定された。
議会は、全ての議事日程を終了し、午前9時33分に散会した。議会の効率的な運営が続けられ、今後の進展に期待が寄せられます。