令和5年3月16日、志免町議会において第1回会議が行われ、複数の重要議案が審議された。
まず、総務文教常任委員長の稲永隆義氏が個人情報保護に関する複数の条例案を報告。「志免町個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について」では、法律改正に伴い条例を新たに制定し、4月1日から施行されることが確認された。更に、個人情報保護審査会の側面を一本化する条例を全員賛成で可決した。
続いて、厚生建設常任委員長の岩下多絵氏が環境問題への取り組みを強調した。「志免町地球温暖化対策実行計画協議会設置条例の制定について」では、2050年カーボンニュートラルに向けた具体的行動を推進するために、協議会を設立することが決定された。また、他の関連条例も全て賛成で通過している。
予算常任委員長の丸山卓嗣氏からは、令和4年度一般会計補正予算が1億8,246万円の追加を要するとの報告があった。特に出産や子育て支援事業などへの増額が案じられているが、ふるさと納税の大幅減収が懸念要素として挙げられた。この問題に対し、町長は企業連携の重要性を示し、意見交換の場を持つことが必要だと述べた。
また、志免町議会の個人情報保護条例が4月1日から施行されることが強調された。そして、議場での国旗と町旗の掲揚を求める決議案が提出され、増加する自治体に倣った形での進展が認められ、全員賛成で可決された。
最後に、閉会中の審査及び調査事項が付託され、今後も町民の意向を尊重しつつ、志免町の発展に向けた審議が続くことが期待されている。議会より住民に向けたメッセージとして、当局は地域の声に耳を傾け、透明性を持って運営に取り組むことを約束した。