令和4年第4回志免町議会臨時会が開催された。
この会議では、コロナウイルス感染症の影響への対応に関する予算補正が中心議題として取り上げられた。
町長の世利良末氏は、感染者数の急増が続く現状を報告し、基本的な感染防止策の徹底を町民に求めた。
報告によると、町内の小学校教員が監禁の疑いで逮捕された問題についても触れ、現況報告は後日行うと述べた。新型コロナウイルス感染症の新規陽性者が再び急増しており、福岡県内では特別警報が発令されている。
また、臨時会の目的である補正予算の3議案も上程され、議会運営委員長の末藤省三氏がそれについて説明を行った。
第34号議案は一般会計補正予算であり、歳入歳出予算の総額を約163億9,524万円に設定することが提案された。
第35号議案および第36号議案は水道事業及び下水道事業に関するもので、いずれもコロナ禍における支援策として水道料金と下水道使用料の減免を実施する内容であった。
水道料金の減免は約1億5,600万円、下水道使用料の減免は約1億700万円と見込まれ、対象は一般家庭及び事業者全般である。
討論において、議案に対する反対意見は出ず、全ての議案が全員賛成で可決された。特に教育関連の補助が増額されることで、町民への支援が強化されることが期待される。
また、町民には感染防止対策として、適切な水分補給や冷房の利用についても啓発していく旨が伝えられた。臨時会は無事に終了し、町の重要事項が着実に進められる姿勢が強調された。