令和2年第2回志免町議会定例会が3月19日午前10時に開議された。
今回の会議では、複数の議案を審議し、多くの条例が全員賛成で可決される運びとなった。
特に目を引くのは、教育関連の条例に関する審議である。総務文教常任委員長の稲永隆義氏は、志免町教育振興計画策定審議会条例を提案し、「町の教育基本計画を策定するための必要事項を定めるもので、令和3年度からの実施を見込んでいる」と述べた。
また、厚生建設常任委員会においても、志免町都市計画マスタープラン策定委員会設置条例を設置し、地域の将来を見据えた計画的な運営を図ることを重視している。この議案は、「将来の町づくりの方針を明確にし、住民と一緒に考えていくことが重要である」と岩下多絵厚生建設常任委員長が強調した。
予算常任委員会の古庄信一郎委員長は、議案を審査する中で、「新型コロナウイルスの影響もあり、予算審査の重要性がますます高まっている」とした上で、複数の補正予算を提案し、重要な事業に必要な資金を確保する必要を訴えた。
さらに、会議では新たに固定資産評価審査委員会の委員選任も行われ、世利良末町長が推薦した光安めぐみ氏が選任されることに決定した。
最終的にすべての提出議案が全員賛成で可決され、議事は円滑に進行した。議長の丸山真智子氏は、会議の閉会に際し、「出席者全員の協力に感謝する」と呼びかけ、「志免町の持続可能な運営のため、引き続き皆さんの意見を大切にしていく」と述べた。