令和4年12月13日、志免町議会は第8回定例会を開催し、重要議案の審議が行われた。
冒頭、町議会は議会運営委員長報告が行われ、特に旅費規程に関して審査が進行中であることが伝えられた。当日は、各議案について幅広い質疑が行われ、古庄信一郎議員は議長に対し、議会の透明性と住民への説明責任を強調した。彼は、「町民の理解が得られない議会運営は、まさに住民無視だ」と述べ、適切な情報発信の重要性を訴えた。
また、総務文教常任委員長の稲永隆義氏が、地方公務員法改正を受けた職員定年の引き上げについて報告し、福岡県の他の自治体との整合性を図る必要性を指摘した。一方、厚生建設常任委員会では、地域の新たな福祉施策に関する議論が交わされ、特に高齢者支援や地域猫の管理に関する問題について意見が集中した。
予算常任委員会からは、令和4年度一般会計補正予算が提案され、コロナウイルス対策に関連する経費が増加する中で、公共施設整備基金の設立が承認された。これにより、地域の経済支援を強化し、冬季の支援を目指すとされている。
討論においても、古庄議員は旅費規程の改善を求める意見を述べ、町長の説明責任を求めた。町長の世利良末氏は過去の課題について謝罪しつつ、次期選挙に向けた決意も新たにした。彼は、「課題は残るが、町の発展に全力を尽くす」と語り、町民との協働の重要性を再確認した。
最終的に、情報公開審査会の委員任命に関する議案や、議会委員会条例の改正が全議員の賛成により承認され、円滑な議会運営への期待が高まった。全体的に、質疑応答は活発であり、今後の町議会運営に対する町民の期待が感じられた。
会議は午後1時47分に終了し、次回の定例会への準備が進められる。