令和元年第4回志免町議会定例会が9月27日に開かれ、本議会では、主に予算常任委員会の審査状況などが報告された。
結果として、教育委員会教育長の任命について、世利良末町長は、金子眞恵氏の任命を提案した。金子氏は38年間の教職歴を有し、志免町の小学校にも長く関与していた。町長は金子氏の豊富な経験に期待を寄せ、教育行政のさらなる発展を求めると述べた。
次に、監査委員の選任が行われ、栗本正弘氏が選任に同意された。今回の決定により、志免町は今後も厳しい財政状況において透明性のある監査を行う体制を整える方針を示している。
また、今回の会議では、総務文教常任委員長や厚生建設常任委員長の審査の経過報告も行われ、その中で予算常任委員会の初日からの審査が行われなかった理由などが報告された。これに関して、参加議員から不満の声が上がり、特に住民への報告や議会との情報共有が不十分であるとの指摘があった。
具体的には、志免町の公共施設等総合管理計画に関するスケジュールが厳しいことや、地元説明会の開催についても批判の声が上がった。議員からは「地元への説明会は複数回開催され、進捗状況は町議会へ報告されるべき」との意見が出され、地域との密接な連携が強調された。
このような議論を受け、本議会は町の未来を見据えた議論を深め、住民のニーズに応えた選択をしていくことを目指している。議会自体の運営についても改善が求められており、円滑な行政運営の必要性が強調された。
最終的に、7つの議案が可決され、教育委員会教育長及び監査委員の選任も無事に進行した。議会の結果として住民サービス向上が期待される一方、議会と行政との信頼関係の重要性が一層認識される場となった。今後も議会と行政が相互に協力し合い、志免町の発展に寄与するための工夫が求められる。