令和5年第6回志免町議会定例会が9月1日に開会した。この定例会では、議題として選任された副町長の件が特に注目を集めている。
最初に、議長の丸山 卓嗣氏はこの定例会の意義を強調し、議員の参集に対して感謝の意を表した。町長の世利 良末氏は招集あいさつの中で、依然として台風シーズンに入ることから、町内の防災体制強化を強調した。町長は、特に防災対策を優先し、多岐にわたる課題への取り組みを述べた。
続いて、町長は副町長の選任に関する第60号議案について説明した。選任候補者は、福岡県吉野郡に居住する内野 克志氏である。内野氏は職務遂行への意欲を語り、議員たちからの信任を求めた。続く質疑では議員から内野氏の経歴や町政への貢献について質問され、内野氏の独自の経験を基にした取り組みが期待されていることがわかった。投票の結果、全員賛成を得て内野氏の選任が決定された。
さらに、総務文教常任委員会からの報告も行われた。議題の中には、来年度から本格導入される予定のオンデマンドバス導入に関する審査があった。議員たちは実際の利用状況や運行計画についての詳細を確認し、地域住民の交通利便性向上につながることを期待している。
また、厚生建設委員会からは道路の渋滞緩和対策に関する報告があり、進捗状況に基づく意見交換が行われた。福岡県の渋滞緩和に関連した施策の進展に注目が集まっている。特に、主要地方道での渋滞緩和に向けた整備計画の詳細について、継続的なフォローアップが必要とされるとの見解が示された。
最終日には、町長から予定されている追加議案として、固定資産評価員や監査委員などの任命議案が上程される。議会運営の整備や改革を議題として、今後の取り組みが進められる見込みだ。議会は多くの重要な議題を控えており、町民の期待に応えるべく、慎重に議論が行われることが求められる。