令和2年第6回志免町議会臨時会が、8月20日午前10時に開会した。
議長の丸山真智子氏によると、この臨時会の会期は本日1日間に決定され、町長の世利良末氏が新型コロナウイルス感染拡大に関する報告を行った。
世利町長は、社会福祉協議会のデイサービスで感染者が3名確認されたことを述べ、住民にウイルス対策を呼びかけた。特に、マスク着用や手洗い、三密の回避といった新しい生活様式の実践を求めた。
この臨時会では、二つの工事請負契約に関する第72号および第73号議案が上程された。いずれも志免町内の学童保育所の新築工事に関わるもので、契約相手は株式会社アルシスホームである。第72号議案の契約金額は約8,244万5,000円、第73号議案は約5,296万5,000円である。
契約に関して、古庄信一郎議員からは、同じ業者が2つの契約を取得し落札率がほぼ100%だった件が問題視された。これに対し、世利町長は業者の選定過程についての透明性に留意すると述べ、今後はより多くの志免町の業者を活用するよう求めた。
また、総務文教常任委員長の稲永隆義氏が報告した内容には、学童保育所の定員が適正化され、保育環境が改善されるとともに、待機児童の解消に寄与することが含まれている。入札の方法は指名競争入札であり、契約の相手に選ばれたアルシスホームは、必要な施工を行うことになる。
この議案は全て賛成で可決され、会議は順調に進行した。議会では、今後も議会運営の透明性を保ち、町民が信頼できる町政を推進することが求められた。締めくくりには、議会の流れや議案の重要性が議員間で尊重され、全員が賛成したことを強調して会議は終了した。