令和3年3月5日、志免町議会の第2回定例会が開会されました。
議会の初めに、町長である世利良末氏が町政報告を行いました。
報告では、新型コロナウイルスの影響での厳しい経済情勢について言及し、コロナウイルスワクチン接種の準備が進んでいることを説明しました。
町長は、志免町におけるワクチン接種は2月17日より始まっており、医療従事者から接種が行われています。
特に、志免町ではワクチン接種推進室を設置し、円滑な接種を目指していることを強調しました。
また、予算案についても言及し、令和3年度一般会計予算が155億円を超える見込みであることを報告しました。
この予算は、扶助費やワクチン接種関連事業費の増加を反映しており、コロナ禍における財政状況が厳しい中での策定となっています。
町長は、ワクチン接種の完了を目指しており、また、ポストコロナの状況を見据えた町の将来を考え、持続可能なまちづくりへの取り組みが重要であると訴えました。
これは特に地元医療機関との連携を強化し、住民の皆様の安心・安全を守るための施策が必要であると強調されました。
世利町長は、町民が安心して暮らせるよう、引き続き全力で取り組む覚悟を示しました。
その後、議会運営委員長や常任委員長からの報告も行われ、シティプランや教育環境の整備、空き家対策についても審査が進んでいることが報告されています。
特に、「総務文教常任委員会」では、教育分野でのGIGAスクール構想の進捗状況や子どもたちの権利を守るための取り組みについての審査がなされました。
このように、環境整備や教育振興が志免町の未来にとって重要であるとの認識が共有されています。
今回の定例会では、町民に対する情報発信の重要性も再確認され、特にワクチン接種に関する情報提供や市民の意見を反映した施策の実施が望まれています。
町長、各常任委員会の報告により、志免町議会は活発に町政に取り組んでいることが示され、今後の動向に注目が集まります。