志免町の令和元年第7回12月定例会では、教育、行政、生活安全、財政、コミュニティバスなど多岐にわたるテーマが議論された。特に教育問題については、教育長が新たに就任しこれからの教育に向けた抱負を語った。
教育長の金子眞恵氏は、志免町の教育理念として「誰もが輝く住みよいまちの実現」を強調した。小学校では来年度から新学習指導要領が実施されるが、教育長は教育環境の整備や教職員の指導力向上に取り組む意向を示した。また、志免町は「中学生全員英検3級合格」という目標を掲げているが、現実には41.2%の達成率に留まっており、教育施策の強化が求められる。
また、台風17号の影響で公共施設等の被害状況が報告された。倒木やフェンスの損壊があったが、大事には至らなかったとのことだ。町は避難所の安全性についても細心の注意を払い、耐震性や浸水のリスクを評価しつつ指定しているが、さらなる防災意識の向上が必要とされている。
財政面では、歳入の自主財源と依存財源の比率が54.6%と45.4%で推移しており、地域活性化に向けた施策の強化や公共施設の改修工事に備えた財源確保が課題となっている。