令和5年第6回志免町議会では、食品ロスの削減、視覚障害者の支援、空き家対策など、さまざまな課題が提起された。
小森弘美議員は、志免町の食品ロスへの取り組みについて発言した。特に、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために、2030年までに1人あたりの食品ロスを半減させる必要があると指摘した。食品ロス削減に向けた啓発活動や飲食店との連携の必要性を強調し、町の取り組みを促進することを求めた。また、学校給食における食品ロスについても触れ、子どもたちへの教育の重要性を訴えた。
視覚障がい者のための情報取得については、全ての障害者がアクセスできる情報の提供が求められた。視覚障がい者の数や支援状況について質問があり、町長は、そのための取り組みを進めていると述べた。特に、ハザードマップや選挙入場券への配慮の必要性が挙げられ、音声コードの利用についての検討も期待されている。
さらに、安河内祐子議員は志免町の都市計画マスタープランについて、多様な地域間の格差を解消するための具体的な施策を求めた。市街化調整区域における開発の可能性についても議論が交わされた。
また、藤瀬康司議員は子育て支援における経済的支援の重要性を指摘し、志免町が他町に遅れを取らないようにするため、具体的な施策による支援の強化が必要であると訴えた。特に、高校3年生までの医療費無償化や第2子以降の保育料無償化についての要望が強まっている。
最後に、地球温暖化対策についても議論され、志免町が行っている施策の進捗を確認し、今後市民への啓発を加速させる必要性も共有された。特に、食品ロス削減などの施策については、実績の評価と次年度への目標設定が重要であるとの意見が多く集まった。
このように、志免町の議会は、地域が直面する課題について積極的に意見を交わし、未来に向けた施策の必要性を改めて確認した。