令和4年第8回志免町議会定例会が、令和4年12月2日に開催された。
冒頭、議長の丸山真智子氏が開催を宣言した。続けて、欠席議員や出席者の指名があり、感染症対策に関する説明も行われた。特に、昨今の新型コロナウイルスに関する動向について町長が触れ、経済活動と感染拡大防止の両立を図る必要性を強調した。
この日の会議では、町議会からの報告も多岐にわたった。まず、議会運営委員長の末藤省三氏が、議会運営について説明し、今後の運営方針や日程を確認した。特に、オンライン委員会の整備や旅費に関する条例について協議した結果が報告された。
また、総務文教常任委員長の稲永隆義氏は、学校におけるランドセルの重さや使用実態について調査した結果を報告した。特に、ランドセルの軽量化と置き勉の促進が今後の課題として挙げられ、保護者への周知徹底の必要性が訴えられた。
さらに、厚生建設常任委員会の岩下多絵氏は、地域猫問題や防災対策について報告し、具体的な取り組みを進める必要があると指摘した。視察研修による他町の事例を参考にし、地域の猫を減らすための対策や、自主防災組織の活性化についても議論が行われた。
会議のクライマックスは、町長世利良末氏が提案した第57号議案から第79号議案までの一括提案だった。重要な内容には、公共施設整備のための基金設立や、地方公務員法の改正に伴う条例の整備が含まれており、議員からの質疑も多岐に亘った。特に、基金を執行し、有効に活用するための仕組みやその透明性を求める意見が相次ぎ、非常に活発な議論が繰り広げられた。
最終的に、これらの議案は関連委員会に付託され、今後の審議に期待が寄せられた。議会は午後0時5分に散会し、次回の活動に向けて準備を進めることが確認された。