令和4年第2回志免町定例会が開催された。議会では、地球温暖化防止をテーマに議論が交わされた。稲永 隆義議員は、温暖化対策の重要性を強調した。特に、志免町が進める地球温暖化対策実行計画について具体的な行動を求めた。町長の世利 良末氏は、対策の実施に向けた所見を示し、実行計画の策定を進める意向を表明した。
さらに、志免町地球温暖化対策推進委員会の活動に対しても質問があり、生活安全課長の太田 成洋氏は、年間計画に基づいた温室効果ガス排出量削減目標の設定とその進行管理の重要性を語った。具体的には、2030年度までに2013年度比50%削減を目指すという。これにより、町全体での温暖化対策の必要性が再確認された。
次に、公共施設の個別整備計画についても議論があった。特に、稲永議員は、計画の透明性や進捗状況の確認が必要だと指摘した。町長は、長寿命化改修を進めるなかで、計画見直しの必要性を認識していると回答した。これに対し、議員たちはさらなる具体的な情報提供を求めた。
また、まちづくりにおいてはインフラ整備の重要性が話し合われ、丸山 卓嗣議員が地下鉄延伸や福祉巡回バスのコミュニティーバス化について質問した。町長は、地域の交通網整備の必要性を訴えつつ、既存のインフラを活用しつつ整備する方針を示した。
最後に、教育に関する議論では、GIGAスクール構想や部活動の外部指導者制度について触れられた。高橋の教育長は、学校教育においてICT化の重要性を強調し、次世代を担う子供たちに質の高い教育を提供するための努力を続けるとも述べた。このような一連の議論を通じて、志免町全体の持続可能な発展が目指されていることが浮き彫りになった。
また、原発問題についても取り上げられた。末藤省三議員は、玄海原発の火災事故を例に挙げ、事故発生に伴う備災や緊急対応の重要性を訴えた。町長は、電力供給の安定性とともに防災対策を見直す必要性について認識を示した。