令和5年第8回志免町議会定例会で、議員の稻永義美氏が生活に密接なテーマを取り上げた。特に文化・スポーツ大会への町民参加について、町内参加が乏しい現状にジャストを当て、町長らに見解を求めた。
大会には特に子ども向けのソフトボールやバレーボール大会で参加町内会の数が少なく、3チーム、6チームと非常に低迷している。安楽社会教育課長は、地域の意識と関与の向上が必要と述べた。町長も競技団体との協力を強調し、コロナの影響を踏まえた改善の必要性を説いた。
また、都市計画に関して、2023年の出生数の予測が8年早く達成されたことを受け、稻永氏は今後のマスタープランの修正について懸念を表明した。人口減少が早まる中、住民サービスに影響が出るのではないかと指摘した。都市整備課長は、現状でのサービスには問題ないと答えるも、見直しの重要性を認識している様子だった。
さらに、高齢者支援についても質疑が行われた。福祉課長は、町が行っている高齢者福祉の現状を詳述。特に75歳以上の高齢者に対する施策を挙げ、今後の支援体制についても検討していると答えた。会議の中では、子供と高齢者の施策に対してのバランスを考え、両者に適切な支援が求められていると、町長が強調する場面も見られた。
志免町では、住民のニーズに基づいた施策を模索しており、今後も議題に挙がった様々な視点からの検討が不可欠である。地域活動の活性化や人口減少対策の深掘りが期待される次第である。