令和4年第8回志免町議会定例会が開催され、議員たちが重要なテーマについて議論を重ねた。特に「子どもを産み育てやすいまちに」をテーマにした議論が目立った。
小森 弘美議員は、妊婦や子育て家庭が孤立しないよう、町がどのような支援を行っているのか問うた。また、妊産婦の面談については、全員と面談できているわけではないとの回答もあり、妊婦さんに必要な情報提供がどのようになされているのかを確認した。
さらに、特別支援学級の現況についても議論され、療育手帳を持つ児童生徒の割合や不登校の関連について具体的な数値が挙げられた。教育の質を高めるためには、教職員の研修や専門家からの指導が重要であると強調された。
一方、稲永 隆義議員は、一人一台端末の導入について質疑。導入から約2年経過したが、未だにいじめや不登校問題が根深いことを指摘し、教育委員会への全町営の支援が必要であると述べた。委員会としては評価すべき点があるとしつつも、効果的な活用法については更なる努力が求められるとした。
志免町のゼロカーボンシティ宣言については、町長が具体的な施策や計画を進める意向を示し、住民意識を高める重要性を強調した。具体化に向け、町内部での協議会設立を考えているとのことである。
最後に、介護保険についての議論もあり、特に利用者負担の増加や、有料化への懸念が表明された。住民にとって負担が増加しないような配慮が求められている。町長らは、今後の動向を見守る必要があるとした。