令和2年第4回志免町議会定例会が6月12日に開かれた。この会議では、重要な議案が二つ撤回されたほか、新たに補正予算案が提案された。
議題の一つ、第50号議案と第51号議案の撤回が議論の中心となった。町長の世利良末氏は、学校プールの運営に関する予算の見直しが必要であるとの意見を受け、両議案を撤回する決定をしたと説明した。この決定は、議場に出席した全議員の賛成を得て承認され、世利町長は議員たちに感謝の意を示した。なお、撤回により関連する第51号議案も併せて取り下げられた。
さらに、追加日程として第55号議案が提出され、令和2年度一般会計補正予算が議題となった。世利町長が、この補正予算案に含まれる詳しい内容を説明した。歳入と歳出予算にそれぞれ2,259万9,000円を追加することで、予算の総額は208億147万6,000円に達すると述べた。これに対する質疑応答は行われず、速やかに予算常任委員会への付託が決定された。このように、議会は迅速に議案処理を進め、効率的な運営を行っている様子が印象的であった。
今回の会議は午前10時に開会し、議事は約7分で終了した。議会のスムーズな進行が地域の行政運営を支えていることが強調された。