令和3年第8回志免町議会定例会が令和3年12月3日、午前10時に開会した。
この定例会では町長の世利良末氏が招集の挨拶を行い、議員たちに感謝の意を表するとともに、新型コロナウイルスの感染状況や町の取り組みについて言及した。
今議会では、新型コロナウイルスワクチンに関連する議案や補正予算が提案され、特に3回目の接種に係る準備が進められている。その上で、世利町長は「感染防止の観点から、町民には引き続き感染対策の呼びかけを行う必要がある」と強調した。
また、会期の決定では12月3日から15日までの13日間の会期が異議なしで決定された。議会運営委員長の末藤省三氏が報告した内容によると、今議会では計10件の議案が上程される予定であり、重要な議案として特に東地区社会体育館跡地への志免東保育園の建設に関する説明が行われる。
総務文教常任委員長の稲永隆義氏が行った報告では、庁舎の窓口改修についての評価を報告した。窓口改修に関するアンケート結果では、84人が案内表示が分かりやすいと評価し、改善点も指摘された。また、庁舎内の喫煙状況についても問題意識が共有され、現在の喫煙の実態把握が求められる状況にある。
厚生建設常任委員長の岩下多絵氏は、シルバー人材センターにかかるパワハラ及び不正疑惑の調査請願についての報告を行った。依然として解決に向けた道筋が立っておらず、より精力的な対応が求められていると指摘する声もあり、今後の進展が注目される。
予算常任委員長の古庄信一郎氏は新型コロナに関連する予算について言及し、提案された議案の内容や現状について、町民の理解を得ることが重要であると述べた。特に、学童保育についての問題が議論を呼び、町民や教育委員会からの問い合わせや要望に対する適切な対応が必要との見解が示された。
最後に、今後の課題として議会広報や学校プールに関する調査の進捗を確認し、地域住民にとって実質的な改善につながるよう、議会として真摯に取り組む姿勢が求められることを強調した。
このように、志免町議会では、重要な議案や地域の課題について、議員間で活発な意見交換が行われている。今後も町民の期待に応えるための議論を重ね、地域発展に寄与する方針が続けられるだろう。