志免町における令和元年第7回定例会の一般質問では、町のPRや教育、子育て支援について多くの意見が交わされた。中でも、岩下多絵議員は町のPRについて提起し、町政施行80周年のイベントへの評価や、キャラクター「シメッチャ」の今後の展開に言及した。彼女は、志免町の魅力を発信し、観光客を呼び込むための施策が急務であると主張した。また、性的教育の重要性にも触れ、デートDV防止研修が中学生に必要であることを強調した。
さらに、小森弘美議員は子育て支援の充実について、多胎児支援に興味を示した。彼女は町が多胎育児家庭に対してどのような具体的な支援を行っているかを質問し、今後の支援計画を求めた。役場として母親の相談窓口を設けることは重要であり、トータルでの支援体制を整える必要があると述べた。
また、窓口サービスの向上に関して、町民からは他の自治体の事例が示されたが、志免町では現在の窓口体制をどう改善していくかを焦点にした。各課長が具体的な改善策を述べ、親切丁寧な窓口対応を実施しようとする姿勢が伺えた。
水道事業の民間委託について、古庄信一郎議員はさまざまな懸念を示し、町民の安心感の維持に向けての監視体制強化が求められていると主張した。彼は、委託を受ける業者の信頼性やリスクについても言及し、町としての対応を明確化する必要があることを強調した。
最後に、藤瀬康司議員はクラウドファンディングの活用について提案し、志免町が住民のアイデアを取り入れたプロジェクト支援を行うことが重要であると述べた。これにより、町民のニーズに即した施策が展開されることが期待されている。