令和5年第3回志免町議会臨時会が5月29日に開催された。
本会議では、7議案が上程され、全てが承認された。議事の最初に、丸山卓嗣議長が挨拶し、マスクの着用については個人の判断に委ねることを明言した。また、庁舎ではクールビズを実施することを伝えた。
日程第2では、会期を本日1日間に決定することを全会一致で了承。町長の世利良末氏は、招集挨拶において、議員の協力に感謝し、地域や経済の活性化を目指す決意を述べた。特に、コロナ禍の影響や物価、エネルギー高騰などの現状を踏まえた発言が印象的だった。
続いて、日程第5で第30号議案から第36号議案が一括して提案された。この中には、財産の取得や契約締結、人事などに関する重要な議案が含まれている。特に注目されたのは、第30号議案の志免町税条例の改正に関する専決処分承認案で、全員一致で承認された。
次に、農業や環境保全に対する新たな取り組みとして、森林環境税の導入が発表された。この税制改正により、町民に対する税負担が少しずつ変化することが見込まれる。
また、教育環境の整備として、指導者用のクロームブック80台を668万8,000円で取得する第35号議案も全会一致で可決された。この取り組みは、町内全小学校の4年生以上及び中学校の全クラス数に対応するもので、設備の質を高める目的で推進される。
最後に、各委員会からの報告及び質疑も行われ、町民の利便性向上を求める意見が寄せられた。特に、オンデマンドバスなどの新たな交通インフラに関する期待が多く寄せられた。
本議会は午後4時過ぎに閉会し、すでに承認された議案により、志免町の発展へ向けた新たなる政策が推進されることが期待されている。