令和2年9月10日に開かれた志免町議会の定例会では、重要な一般質問が行われた。
特に、古庄 信一郎議員による「第6次総合計画及び第2次総合戦略」策定に関する質問が大きな注目を集めた。この内容については、策定プロセスにおける基本的考え方や矛盾、議会の位置付けについての意見が交わされた。
古庄議員は、この計画が町にとって極めて重要であると強調した。議会の意見が反映されるべきではないかとの見解も示し、特にスケジュール変更に対する不信感を訴えた。彼は、「第6次総合計画」の施策提案の際に、議会が統一した意見をまとめる時間がないことを指摘し、不安を表明した。
世利 良末町長は、政府からの指示を受け、基本構想の策定過程における議会との協調を図る必要性を認めた。しかし、その意見を反映するための時間が不足している点を挙げた。
次に、望山荘と東体育館の現況についても議論された。古庄議員は、望山荘が閉館後2年間も放置されている点を問題視し、その理由を問いただした。町長は、アスベスト調査を含む様々な問題があるため、依然として適切な対応ができていないことを認めた。
さらに、東体育館に関連する質問では、古庄議員が地域全体のプランニングの必要性を論じた。彼は、今後の少人数学級を実現するためには、プール問題の解決が欠かせないと指摘し、具体的な施策を早急に検討する意義を強調した。町長も、民間との連携を視野に入れた取り組みを考えていると述べた。
最後に、議会と町の行政との間の信頼関係が今後の施策において重要であるとの認識が示された。