令和6年第2回志免町議会定例会が開催され、様々な議題が討議された。特に、議員からの自由に軽スポーツができる環境作りや、子ども・青少年の待遇改善、役場の対応に関する質問が多く寄せられた。
まず、稻永義美議員からは、公園や広場でのスポーツ活動についての質問があり、現在の公園やグラウンドの利用状況が確認された。都市整備課長の報告によると、町内には43か所の公園、26か所の広場が存在するが、自由利用できる場所は限られており、特にバスケットボールやサッカーなどの競技が行える場所が不足しているという現状が明らかになった。町長は、国や地域のスポーツ選手が活躍する中で、環境作りを強化する必要性を認識し、バスケットボールゴールの設置を検討する意向を示した。
次に、牟田口武史議員からは、志免町の観光・魅力に関する意見が述べられた。町長は、志免町が福岡市に近接している利点を強調し、地域の観光資源の活用が重要であるとした。町内の特産や歴史的名所を観光地として展開していくことが求められている。特に、重要文化財の竪坑櫓を活かした観光戦略が検討されるべきである。さらに、地域イベントやスポーツ文化の振興も進めていくことが提案された。
また、小森弘美議員は発達支援の重要性を訴え、特に3歳児健診以降の支援の必要性を強調した。議員によると、早期発見と早期支援が重要なため、5歳児健診の実施が必要との意見もあった。教育長は、既に地域の保育機関との連携が行われており、今後さらに支援の強化を図る方針を示した。
最後に、丸山真智子議員は防災・減災におけるまちづくりと福祉避難所の運営に関する質問をしました。町長は、福祉避難所の設置による配慮義務を果たしつつ、住民の防災力向上に努める意向を示しました。特に、地域の井戸を活用する提案や、家具転倒防止策についても具体的な方策の検討が必要であることを強調した。