令和元年第7回志免町議会定例会が開会し、各委員長が報告を行った。まず、町長の招集挨拶では、地域の発展へ貢献した議員に対する表彰が行われ、感謝の言葉が述べられた。特に、末藤省三氏が顕彰されたことが強調された。
続いて、世利良末町長は地域イベントや自然災害など、過去一年間の振り返りを行い、町政推進への意気込みを語った。今後の施策として、一般会計補正や防災対策の重要性が指摘され、特にシーメイト空調の改修について詳しい説明が求められた。町長は、補助対象事業としての改修の緊急性を訴えた。
また、議会運営委員による各種報告が行われ、議会の透明性や情報発信の強化について質疑がなされた。議員からは、特別賞授与の際の公平性の重要性や、議会内での意見交換の活発化が求められた。
さらに、総務文教常任委員会の小中学校における教育振興計画について進捗状況が報告され、いじめや不登校の問題に対する具体的な施策が説明された。この件に関しては、地域共同の取り組みが質疑の焦点となった。
厚生建設常任委員会では、高齢者の居場所づくりや健康促進イベントの報告が行われた。特に健康づくりのためのウォーキングイベントに多くの住民が参加している点が評価され、今後の活動でも地域との連携が求められた。
最後に、予算常任委員会からは、待機児童の問題解決に向けた新たな取り組みや公共施設歳入の見込みが報告された。町長は、これらの施策が子どもたちの未来を築く重要な柱であると強調した。議会は今後も住民の安心・安全を守るために全力を尽くす決意を表し、散会した。