志免町議会は、令和5年度第1回3月定例会を開催し、議題を多岐にわたり取り上げた。
この会議では、まず、旧友の大熊議員が長期の功績を称えられ、福岡県町村議会議長会から表彰を受けたことが報告され、強い拍手に包まれた。議長の丸山真智子氏は、心からの祝福の言葉を述べた。
次に、日程第2では、会期の決定が行われ、3月3日から16日までの14日間とされた。この会期中には重要な質疑や報告が行われる予定であった。特に、町長の世利良末氏が行った町政報告には、コロナ禍からの回復に関する内容が含まれ、感染症対策に尽力してきた結果、町内で行われる各種イベントが復活し始めた現状が示された。
世利町長は、ウイズコロナの考え方を強調しつつ、地域経済への影響や課題についても言及。特に、エネルギー価格の高騰や物価上昇に対する地域の経済的影響には言及があり、マイナンバーカードの普及促進につながる施策も発表された。さらに、補助金の支給実績に関する報告も行われた。
また、議会運営委員からの報告においては、旅費に関する条例改正が今後の課題として取り上げられた。さらには数名の議員からマイナンバー支援などの業務改善に向けた意見が出るなど、議論が活発に行われた。
また、質疑応答では、古庄信一郎議員や末藤省三議員がそれぞれ経済対策や物価上昇に関する疑問を呈し、町長は国の施策を注視しながら地域における対策を進める必要性を述べ、町民の声に耳を傾ける重要性を強調した。
さらに、教育関連の質疑も挙がり、教育環境の整備やICT教育への取り組みの進捗についても報告された。特に、GIGAスクール構想に基づくタブレット端末の導入について評価する声もあった。
全体を通して、議会は地域の状況を鑑みながら、住民の暮らしや町の発展につながる施策に焦点を当てた議論を進めていることが伺えた。