令和3年第5回志免町議会定例会が9月3日に開会しました。
最初に、会議録署名議員として藤瀬康司氏と古庄信一郎氏が指名されました。
続いて、会期は9月3日から9月21日までの19日間に決定されました。
町政報告では、世利良末町長が新型コロナウイルス感染症の影響について述べました。
「福岡県に緊急事態宣言が発令されたことで、志免町でも多くの利用制限が行われている」と報告し、感染防止対策の重要性を強調しました。
具体的には、ワクチン接種の現状についても報告されました。
「接種対象者のうち、2回目接種済みは42.4%、65歳以上の町民では88.9%が接種完了」とのことです。
これにより、町民の皆様に早期接種を促す意図が示されています。
また、令和2年度のまちづくりに関する総括も行われました。
世利町長は、「コロナ禍の影響で計画の実施に難しさを感じている」としつつ、特別定額給付金や上下水道料金の減免など、迅速な対応を評価しました。
町民への支援においては、全庁を挙げた取組が実施されたことに感謝の意を述べました。
さらに、教育環境の整備も話題に上りました。
タブレット端末の配付により、ICT教育が進展していますが、今後も子育て支援の充実を目指すと述べました。
この日程では、特に「志免町シルバー人材センターのパワハラ疑惑」に関する請願が重要な議題として取り上げられました。
古庄信一郎議員が依頼者の代理として、調査の要請内容を説明しました。
過去の対応状況についても触れながら、町民が求める監督機関の責務について強調しました。
町長や町議会は、請願の趣旨に真摯に向き合っていく必要があります。
これに対して、町長は直ちに対応を検討する意思を示しました。
他の議題では、総務文教常任委員長や厚生建設常任委員長からの報告も行われ、教育施策や認知症対策についての具体策が示されました。
予算常任委員会からも報告が行われ、新型コロナウイルスに対する補正予算など、重要な項目が議論されました。
このように、志免町議会は様々な問題に対処しつつ、町の健全な運営を目指しています。
今後の会期中においても、議論の活性化が期待されます。