令和5年第1回志免町議会定例会が3月6日に開催され、少子化対策やシニア支援、新型コロナ対策が議論された。
一般質問では、牛房良嗣氏がまず少子化対策について言及した。彼は、志免町の出生数が400名を割る見込みであり、これは地域経済に大きな影響を及ぼすと警鐘を鳴らした。「出産祝い金として1人100万円の支給が必要ではないか」との提案も果敢に行った。さらに、家賃補助や病児保育施設の確保についても言及した。
世利良末町長は全国的な出生率の低下を懸念し、特に結婚しない男女が増えていることに対策を講じる必要があると述べた。「まずは商工会と連携し、婚活を促進していきたい」と強調した。
次に、牛房氏は「人生100年時代」についても質問した。高齢者向けの就労支援やスマホ学習の推進が必要との意見があり、世利町長は高齢者のキャリアを生かした支援を進める意義を述べた。
続いて、末藤省三氏が新型コロナの現状を問題視。特に医療機関の逼迫や、保健所への負担増を指摘した。町長は、感染者の数は減少傾向にあるものの、医療体制の強化が必要であると主張した。
また、感染法上の位置づけをインフルエンザと同等の5類に引き下げる国の方針についても懸念が表明された。健康課長は、医療体制の見直しを国に要望していくと述べた。インボイス制度導入による影響についても触れ、行政として住民に正確な情報を伝える必要があるとの意見が出た。町としての住民の不安を解消するため、しっかりお知らせすることが求められている。