令和5年第4回志免町議会定例会は、6月14日午前10時に開議された。
大会では、各常任委員長による審査の経過と結果について報告され、採決が行われた。
特に注目されたのは、総務文教常任委員会の報告である。
委員長の稲永隆義氏は、4つの重要な議案を紹介した。
まず、第38号議案では教育・保育施設の基準に関する条例が改正され、業務権限の移管が行われた。
全員賛成で可決され、施行日は令和5年4月1日である。
次に、第40号議案ではボランティアネットワークセンターの条例改正が行われた。
これは公共施設予約システムのオンライン申請の開始に伴うもので、10月1日から施行される。
さらに話題に上ったのは第42号議案で、オンデマンドバス4台の取得に関するものである。
契約金額は2,870万円であり、稲永氏はその理由について、事業の効率性を強調した。
質疑応答では、丸山真智子議員が宇美町との比較について質問。その結果、コストや仕様に違いがある点を確認した。
また、厚生建設常任委員会の岩下多絵氏が、シーメイト条例の改正を報告。
新たにオンライン申請が導入されることで、利用者の利便性が向上する意義が述べられた。
予算に関しては、予算常任委員長の小森弘美氏が令和5年度の一般会計補正予算について詳細に説明した。
補正予算は合計167億2,445万5,000円で、昨年度対比6.4%の増加となる。
議会広報特別委員会の荒牧裕樹委員長からは、議会の臨時号が発行される旨が報告された。
後半には農業委員会の委員任命が行われた。
世利町長は新たに任命される14名の経歴を紹介し、全員賛成で決定された。
最後に、議会運営について、議会の閉会中の審査事項が確認された。
特にオンデマンドバス導入など、現下の課題に対応するための審査が求められていることが示された。
これにより、議会はしめやかに終了した。