令和5年9月27日、大牟田市議会において定例会が開催された。
主な議事として、議案第25号から同第31号までの決算認定が行われた。これには大牟田市の財政状況を反映した重要な内容が含まれ、多くの議員から活発な意見が示された。各議案の審議結果の詳細は、決算特別委員会の報告によるものとされ、出席議員による慎重な審査が行われた。
特に議案第25号の令和4年度一般会計決算については、新型コロナウイルスの影響を受けた地域住民への思いやりが議論された。決算特別委員長の大野哲也氏は、出産・子育て支援や、観光振興策に関する様々な意見が交わされたと述べた。特に、女性の防災会議への参加比率の引き上げや、職員の健康管理に関する要望が多く挙げられた。
また、議案第26号の国民健康保険特別会計決算においては、健康保険税の負担軽減が重要な課題として取り上げられた。「高額すぎることから、国庫負担金の引き上げと未就学児への均等割の廃止を求めたい」との意見が出された。これにより、多くの雑音も耳に入る中、会議の議論は続いた。
さらには、令和4年度介護保険特別会計決算についても、市民からのフィードバックが市の施策にどのように反映されるかが焦点となった。団塊の世代が高齢化する中で、ますます重要となる介護サービスの見直しが求められている。「市独自の保険料減免制度を周知させる必要がある」との指摘もあった。
この日、無所属の議員から認定しがたいとの発言もあったが、最終的には原案通りの認定が決定された。議案の採決は、2回にわけて行われ、すべての議案が賛成多数で可決された。
最後に、議長の徳永春男氏は、「今後も市民の生活がより良くなるように努めます」と締めくくり、会議は午後1時49分に閉会した。市議会議員たちの意見が今後、どのように市の政策に影響を与えるか、注目される。