令和6年6月5日、小郡市議会は第3回定例会を開会し、多くの議案と報告が上程されている。
冒頭、井上勝彦議長が出席議員が18名であることを確認し、会期を設定した。
会期は本日から6月25日までの21日間と決定した。続いて、会議録署名議員として橋間順平氏と佐藤源氏が指名された。
議案の一括上程では、小郡市土地開発公社の経営状況が報告された。加地良光市長が令和5年度の事業報告を行い、235万3,610円で土地を売却したこと、当期純利益が9万8,306円に達したことなどを伝えた。
また、令和5年度小郡市一般会計、下水道事業会計の繰越計算書の報告も行われ、予算繰越の状況が説明された。
特に注目されたのは、専決処分の報告である。国民健康保険税条例と市税条例の改正により、課税限度額が引き上げられることが強調された。
さらに、令和6年度一般会計補正予算が提案された。物価対応のため、低所得者支援給付金や住民税減税関連費用が計上され、歳入歳出がそれぞれ8億655万円増加し、252億655万4,000円の予算が策定された。
また、議案第35号では、小郡中学校校舎長寿命化改良工事の請負契約が承認され、議長からの求めに応じ、質疑応答も実施された。質疑では、入札方式に関する議論が行われ、透明性が求められる旨が話し合われた。
さらに小坪輝美議員は、定額減税について、市民の理解が難しい点を指摘し、今後の混乱の可能性に懸念を示した。同時に、今後の施策についても質疑が行われた。
最後に、いくつかの議案が満場一致で可決し、議事は終了した。本日の本会議は、続いて6月7日に再開される予定である。