令和6年度大牟田市議会第1回定例会が6月28日に開催された。
本会議では、議案を含むさまざまな報告が行われ、複数の意見書案も議題に上った。
議案第1号から第14号までと報告第1号から第8号までの合計22件が一括採決された。各関係委員長からの報告を受け、提案された議案は全会一致での可決となった。
都市環境経済委員会の森竜子委員長は、「昨年度の一般会計補正予算など、関係経費が承認された」と述べ、各報告内容についても触れた。続けて、総務委員会の森田義孝委員長も、「情報通信技術を活用した行政推進に関する条例が可決された。特にマイナンバー制度に関する意見も多く寄せられている」と報告した。
市民教育厚生委員長の三宅智加子氏は、子ども医療費支給や障害者医療にかかる条例が可決され、「今後も福祉の向上に寄与したい」とコメントした。議案の中には災害対策費や農業用施設整備に関する経費も含まれ、地域の重要な課題に対応した内容が盛り込まれている。
新たに提出された議案第15号について、関好孝市長は、「固定資産評価員の選任について、必要な手続きを行うための提案です」と説明し、議会は質疑を省略して直ちに採決した。その結果、桑原正彦氏の選任が全会一致で承認された。
次に日程第3では発議が8件上程され、利益相反が問題視される自民党の派閥裏金問題の解明を求める意見書案が提案されたが、今回の議会では否決された。その他、必要な調査研究のための派遣議員も決定され、地域活性化に向けた取り組みが継続することが示された。
本会議は全ての議案が採決された後、無事に閉会した。議会では、今後の持続可能な発展に向けたさまざまな取り組みに期待が寄せられている。