令和6年度大牟田市議会第1回定例会が6月21日に開催され、様々な重要事項が議論された。
子育て世代に魅力的なまちづくりの施策が強調され、特に奥村橋倫議員が子育て支援について質問した。泉房穂氏の講演が参考にされ、その中で明石市の成功事例が紹介された。関市長は、子育て世代に向けた支援を柱に、妊娠・出産・子育ての切れ目のない施策に取り組む姿勢を示した。特に学童保育所の待機児童解消や子ども医療費助成の拡充が検討されている。
また、夜間中学の設立についても言及され、学校側は給食提供の実施について検討する考えであると説明された。市ではハザードマップのリニューアルとともに、災害情報発信に力を入れる方針を示し、地域の防災力向上を図る。「クーリングシェルター」の設置も進め、多くの市民が安全に過ごせる環境整備を進める姿勢が確認された。
さらに、ケアラー支援についても言及され、特に地域の連携強化が求められる。市は、手話言語条例の制定や障害者に向けた取り組みを強化し、共生社会実現への道筋を探っている。
また、自転車ヘルメット購入補助制度についても提案があり、県内でも他市町の事例を参考にしながら、より多くの市民が安全に自転車を利用できる環境作りが進められることが期待される。他にも、三池港の利用促進について、経済交流の活性化を図るべく新たな施策を講じていく考えが示された。
最後に、災害時の情報発信に関する問題についても議論され、今後も多様な手段での情報発信が重要視されていく。議会では、特に視覚的な情報の充実が求められ、他の自治体の取り組みを参考に厳選して進めていくことが確認された。