令和元年度大牟田市議会第2回定例会が開催され、22件の議案や意見書が取り扱われた。
本定例会では、議案第4号から第16号までが一括上程された。市民教育厚生委員会の塩塚敏郎委員長は、議案について全会一致で可決すべきとの報告を行った。特に、議案第4号の令和元年度大牟田市一般会計補正予算は、「原案どおり可決すべきものと決定した」と強調した。
また、議案第17号について、中尾昌弘市長は「農業委員会委員の任命議案について提案する」と述べた。続けて、固定資産評価員の選任に関する議案第18号も上程され、両議案は異議なしでの採決が行われた。
発議においては、第2号から第7号までの意見書案が提案された。消費税10%への増税反対を求める意見書案は、賛成の立場が少数であったため否決となった。この結果に対し、古庄和秀総務委員長は、「議会は市民の声を反映すべきである」との意見を示した。
その後、議案の採決が行われ、多くの議案が原案通り可決された。特に、発議第6号である地方財政の充実・強化を求める意見書は、賛成多数で可決され、議長の境公司は「市民生活を支えるための重要な内容である」と述べた。
最後に、中原誠悟議員は、議員派遣についての議事を提案。京都市への視察を経て、議員一同は地域改善への取り組みを期待する姿勢を示した。定例会は、質疑もなく閉会の運びとなった。議会終了後には、永年勤続表彰式が行われ、表彰を受けた議員への栄誉が称えられたと報告があった。