令和3年6月25日、大牟田市議会の第2回定例会が開催された。
本日は、議案や報告が上程され、様々な議題が議論された。議案第4号から第16号までの20件と報告第1号から第7号までが議題として上げられ、議論を経て、多数決で可決された。
特に注目されたのは、議案第19号の令和3年度一般会計補正予算だ。関好孝市長は、「新型コロナウイルス感染症の長期化に伴う生活困窮者自立支援金の支給経費を計上した」と述べ、予算が1億3,507万3,000円の増額となることを説明した。
また、発議第1号から第11号については、特に新型コロナウイルス感染症対策や人権問題に関する意見書案が提案された。発議第1号は「新型コロナウイルス感染症対策の実施を求める意見書」で注目を集めたが、最終的には否決された。発議第9号、10号については、教職員の改善や地方財政の充実を求める内容となり、これらは可決された。
討論では、崎山恵子議員が個人情報保護に関する議案に対して反対意見を述べ、デジタル化の影響を指摘した。特に市民の個人情報が国に集約されることで、プライバシーが侵害される恐れがあると懸念を示した。議長は、「十分な議論がなされた」と次の議題へと移った。
最終的には、市民教育厚生委員会から報告があった議案第19号が全会一致で可決され、予算の承認が行われた。
議会は午後2時53分に閉会を迎え、今後の市政運営への期待が寄せられている。特に、今後の新型コロナ対策や市民生活への支援が重要な焦点である。