令和2年6月8日、 大牟田市議会の第2回定例会が開会した。
この会議では、会期の決定や議案上程などが行われる。会期は6月19日までの12日間と決定し、全議員が参加する形での運営が求められることとなった。
定例会の冒頭、議長の境 公司氏は、「定足数に達しておりますので、これより令和2年度市議会第2回定例会を開会いたします」と呼び掛けた。出席議員は24名で、欠席者はいない。これにより、議事がスムーズに進行する見込みである。
また、会議録の署名議員として、山口 雅夫議員と森 竜子議員が指名された。これにより、会議の正式な記録が取られる仕組みが整う。
さらに、日程第3では、議員派遣変更報告が行われ、以前の派遣が中止になったことが伝えられた。特に、岐阜県可児市への議会運営委員会の視察が計画されていたが、新型コロナウイルスの影響により中止になった経緯が述べられた。
日程第4では、議案第7号から第25号まで、合計27件の議案がまとめて提出された。これらの議案には、令和元年度の補正予算や、条例の改正案など市民生活と直結する重要な項目が多く含まれている。関 好孝市長は、提案理由の説明において、新型コロナウイルス感染症への対応が不可欠であることを強調した。特に、医療機関への支援を含む危機管理策が求められている。市長は「感染拡大防止策を全力で行なっており、早期の給付を目指して取り組みます」と述べ、迅速な対応を約束した。
新年度の予算案についても報告され、一般会計については実質収支の黒字が見込まれているとのことだ。市政においては、歳出の抑制と財源確保が課題となっている。特に、「若者が夢を持って働くまちづくり」や「子育て世代に魅力的なまちづくり」を進めるための具体策が示されており、また、介護保険等の見直しも重要な課題として挙げられている。
議案の審議は今後の会期に持ち越されるが、市民の安全や生活支援が最優先事項として扱われることが期待されている。議会の動向に注目が集まる。