令和2年度大牟田市議会第3回定例会が9月1日に開会した。
本会議では、まず会期が本日から9月25日までの25日間に決定された。議長の境公司氏は、会期の決定に対する異議がないことを確認し、運営の協力を求めた。
次に、会議録署名議員として桑原誠議員と島野知洋議員が指名された。本日付けで上程された議案は合計37件であり、議案が議題に挙げられ、市長の関好孝氏が提案理由の説明を行った。
特に、令和2年度一般会計補正予算では、豪雨災害による応急復旧や支援策に重要な補正金として10億9,191万4,000円の増額が含まれ、数多くの施策が紹介された。これにより、一般会計予算は698億5,911万7,000円に達する。
市長は豪雨災害の影響について触れ、被害を受けた市民へ迅速な支援を約束した。具体的には、被災者に対し、市独自の支援金を上乗せする形で10万円の支給が検討されている。
また、関市長は、新型コロナウイルス感染症対策として、経済活動の再開と感染防止の両立が必須であると強調。市民への啓発や、商工会議所と連携した取り組みの重要性が述べられた。特に、観光業など地域経済を支える施策が盛り込まれており、地域活性化につなげていくことが求められている。
今回の会議では、地方創生や地域経済の安定化に向けた施策が見逃せない。加えて、豪雨災害に対しては国や県の支援を引き続き要請し、復旧に向けての政策を進めていく意向も示されていた。
最後に、議案の内訳として、専決処分に関するもの、決算認定、予算議案などが紹介され、議会運営が円滑に進むように進言されている。今後の議会では、各議案の審議を経て、具体的な施策が決定されることが期待される。